読後感想『陰日向に咲く』

ちょいと前の話だけど…読み終わりました。
 

ホームレスに憧れるサラリーマンの数日を描いた『道草』。
売れないアイドルの真のファンを描いた『拝啓、僕のアイドル様』
夢のない女子高生が"とりあえず…"ということでカメラマンになる(?)『ピンボケな私』
ギャンブルに嵌り、消費者金融に手を出す男の話『Overrun』
売れない芸人と、その様子を見守る少女。彼らの2つの視点から描かれた『陰日向に咲く
上記5つの短編で構成されているこの作品…良いです。なかなか良いです。
 

何がいいって、さ。
5つの独立した短編が、巧妙に絡み合っていて、またそれが巧いのよ!
 

ストーリー自体は若干チープではあるけど、上手に作られたプロットが素敵。
特に『Overrun』『陰日向に咲く』はホロリ…と来るようなラストを用意してあるし。
 

興味のある方は是非。