祖母の本音

こないだの従姉の結婚式でのお話。
 
 
 

毎回、結婚式となるとカメラマン役を命じられるのですよ。
 

少なくとも過去4回、従兄や地元の友達の結婚式では
 

デジカメやらビデオカメラやらを持って会場内をウロチョロしてました。
 

(あれ、ちゃんと撮れていたんだろか?)
 
 
 

なので、今回も『またか…』って感じで引き受けたわけ。
 

でね。毎回、心がけていることがあるんですよ。
 

新郎新婦を中心に撮りつつ、参列者一人一人を回って、
 

なるべく全員からお祝いの言葉を頂いてそれをカメラに納める事。
 

せっかく撮るんだから、新郎新婦が後で観て楽しめるものがいいなと思うわけ。
 
 
 

でね。
 

各テーブルを回ってるうちに、うちらの祖母のいるテーブルに行ったんですよ。
 

うちの祖母は齢80を超え、耳は遠くなっているものの足腰もまぁ丈夫だし、
 

自ら畑仕事もこなしつつ、週に3回はゲートボールをする元気な祖母なのです。
 

その祖母に「ばぁや、桃ちゃん(新婦)にお祝いの一言を頼むよ!」と声を掛けたのです。
 

すると祖母は俺に向かって、悲しそうな顔をして言いました。
 
 
 
 
 

婆「おらはよ、おめぇが結婚するまでは生きていたいと思うんだぁ」
 
 
 
 
 

・・・・・うん、おばあちゃん。気持ちは分かるし申し訳ないと思うんだが、
 

今はそのセリフを言うときではないと思う。
 

ってか、マジでごめん(ToT)
 

こんなボンクラな孫でほんとにごめん。
 
 
 
 
 

さて、明日は卒業式でございます。
 

明日で『学生』から『無職』に戻るわけです。
 

淋しいのぅ、淋しいのぅ。